【2024年最新】仮想通貨取引所おすすめ比較ランキングTOP10

仮想通貨取引所、おすすめ比較ランキングTOP10

2024年、デジタル資産としての価値を確固たるものにしつつある仮想通貨(暗号資産)。ビットコインやイーサリアムといった主要銘柄への投資だけでなく、多様なアルトコインやNFT(非代替性トークン)、DeFi(分散型金融)といった新しい領域にも注目が集まっています。このような状況下で仮想通貨取引を始めるには、信頼できる「仮想通貨取引所」の選択が最初の、そして最も重要なステップとなります。

しかし、国内だけでも数多くの取引所が存在し、「どの取引所を選べば良いのかわからない」と悩む初心者の方も少なくありません。各取引所は、手数料体系、取扱銘柄数、アプリの使いやすさ、セキュリティ対策など、それぞれに異なる特徴を持っています。自分の投資スタイルや目的に合わない取引所を選んでしまうと、余計なコストがかかったり、取引したい銘柄がなかったりと、思わぬ不利益を被る可能性もあります。

この記事では、これから仮想通貨取引を始める初心者から、すでに経験のある中上級者まで、すべての方が自分に最適な取引所を見つけられるよう、2024年最新の情報に基づき、国内の主要な仮想通貨取引所を徹底的に比較・解説します。各取引所の強みと弱み、選び方の具体的なポイント、そして仮想通貨取引の基礎知識から実践的な始め方、潜むリスクまで、網羅的にご紹介します。ぜひ、この記事を参考にして、安心・安全な仮想通貨取引の第一歩を踏み出してください。

【2024年最新】仮想通貨取引所おすすめ比較ランキングTOP10

ここでは、金融庁に登録されている国内の仮想通貨取引所の中から、取扱銘柄数、手数料、アプリの使いやすさ、セキュリティ、提供サービスの多様性などを総合的に評価し、2024年時点でおすすめの取引所を10社厳選してご紹介します。それぞれの特徴を理解し、ご自身の投資スタイルに合った取引所を見つけるための参考にしてください。

① Coincheck(コインチェック)

Coincheckは、アプリのダウンロード数が国内No.1(※)であり、特に仮想通貨取引の初心者から絶大な支持を集めている取引所です。その最大の魅力は、シンプルで直感的に操作できるスマートフォンアプリにあります。複雑なチャート分析ツールなどは削ぎ落とされ、「買う」「売る」の操作が非常に分かりやすいため、初めて仮想通貨に触れる方でも迷うことなく取引を始められます。

取扱銘柄数が国内最大級である点も大きな特徴です。ビットコインやイーサリアムといった主要な通貨はもちろん、他の取引所では扱っていないような新しいアルトコインも積極的に上場させています。2024年6月現在、その数は29種類にのぼり、多様なポートフォリオを組みたいと考える投資家にとって魅力的な選択肢となっています。

また、Coincheckは仮想通貨の売買だけでなく、多彩な関連サービスを展開している点も強みです。「Coincheckつみたて」を利用すれば、毎月一定額を自動で積み立て投資でき、価格変動リスクを抑えながら長期的な資産形成を目指せます。さらに、電気代やガス代の支払いでビットコインが貯まる「Coincheckでんき」「Coincheckガス」や、NFTを売買できる「Coincheck NFT」など、日常生活や新しいデジタルトレンドと連携したユニークなサービスを提供しています。

手数料については、取引所形式でのビットコイン取引手数料は無料です。ただし、簡単な操作が魅力の販売所では、買値と売値の差である「スプレッド」が実質的な手数料として発生します。このスプレッドは他の取引所と比較して広め(コストが高め)に設定されている傾向があるため、頻繁に売買を繰り返すスタイルの場合は注意が必要です。入出金手数料も発生するため、コストを最優先する方よりは、使いやすさとサービスの多様性を重視する初心者向けの取引所と言えるでしょう。

セキュリティ面では、金融大手であるマネックスグループの傘下に入ったことで、管理体制が大幅に強化されました。コールドウォレットでの資産管理や2段階認証はもちろんのこと、万が一不正ログインによる損害が発生した場合に最大100万円を補償する制度も導入しており、ユーザーが安心して利用できる環境を整えています。

(※)対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
参照:コインチェック株式会社 公式サイト

② DMM Bitcoin

DMM Bitcoinは、DMM.comグループが運営する仮想通貨取引所です。レバレッジ取引に特化したサービス設計が最大の特徴で、取扱っている仮想通貨の種類は国内トップクラスの38種類(2024年6月現在)を誇ります。そのすべてでレバレッジ取引が可能です。

現物取引(実際に仮想通貨を保有する取引)ができるのは38種類中の一部ですが、レバレッジ取引で多様なアルトコインの価格変動を狙った短期的なトレードをしたいユーザーにとっては、非常に魅力的な環境です。レバレッジ取引とは、証拠金を預けることで、その何倍もの金額の取引ができる仕組みです。DMM Bitcoinでは最大2倍のレバレッジをかけられますが、少ない資金で大きな利益を狙える反面、損失も大きくなるリスクがあるため、仕組みを十分に理解した上での利用が求められます。

手数料体系もユニークで、取引手数料だけでなく、日本円や仮想通貨の入出金・送金手数料が無料(※BitMatch取引手数料を除く)となっています。これは、取引コストをできるだけ抑えたいトレーダーにとって大きなメリットです。ただし、取引は「販売所」形式と、DMM Bitcoin独自の「BitMatch」注文という形式になります。販売所形式ではスプレッドが発生し、これが実質的なコストとなります。

「BitMatch」注文は、DMM Bitcoinが提示する仲値(買値と売値の中間価格)で取引が成立する可能性がある注文方法です。販売所のスプレッドよりも有利な価格で約定する可能性がある一方で、一定時間内に取引相手が見つからない場合は成行で約定するため、必ずしもコストを抑えられるとは限りません。

取引ツールは、初心者向けのシンプルな「STモード」と、多彩な描画ツールやテクニカル指標を搭載した高機能な「EXモード」の2種類をPC・スマホアプリで提供しており、ユーザーのレベルに合わせて使い分けが可能です。特にEXモードのチャート機能は、本格的な分析を行いたいトレーダーからも評価されています。

セキュリティに関しても、DMMグループが培ってきたノウハウを活かし、2段階認証やコールドウォレット管理を徹底しています。また、LINEによるカスタマーサポートは365日対応しており、初心者でも安心して問い合わせができる体制が整っています。

参照:株式会社DMM Bitcoin 公式サイト

③ bitFlyer(ビットフライヤー)

bitFlyerは、国内で最も長く運営されている仮想通貨取引所の一つであり、ビットコイン取引量は6年連続で国内No.1(※)を記録しています。その長い運営実績と高い流動性(取引のしやすさ)から、多くのユーザーに信頼されています。

bitFlyerの強みは、初心者からプロのトレーダーまで、幅広い層に対応できるサービスを提供している点です。スマートフォンアプリは、シンプルな操作で売買できる「販売所」と、板情報を見ながら本格的な取引ができる「取引所」の両方にアクセスできます。さらに、プロ向けの取引ツール「bitFlyer Lightning」では、現物取引に加えて、レバレッジ取引(最大2倍)も可能で、高度なチャート分析や特殊注文にも対応しています。

取扱銘柄は33種類(2024年6月現在)と豊富で、主要な通貨は一通り揃っています。特筆すべきは、1円から仮想通貨を購入できる点で、少額から少しずつ仮想通貨投資を試してみたいという初心者にとって、非常に始めやすい環境です。

手数料面では、販売所のスプレッドは存在しますが、取引所形式での一部通貨ペアの取引手数料は、取引量に応じて割引される制度があります。また、Tポイントをビットコインに交換できるユニークなサービスや、クレジットカード「bitFlyerクレカ」の利用でビットコインが貯まるなど、日常生活の中で自然と仮想通貨に触れられる機会を提供している点も魅力です。

セキュリティ対策は業界最高レベルと評価されており、創業以来一度もハッキング被害に遭ったことがないという実績は、ユーザーにとって大きな安心材料です。最新の暗号化技術やマルチシグ、コールドウォレットの採用はもちろん、外部のセキュリティ専門企業による脆弱性診断を定期的に受けるなど、盤石な体制を構築しています。企業の信頼性と安全性を最優先に考えるなら、bitFlyerは有力な選択肢となるでしょう。

(※)Sqreenの調査、2016年〜2021年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
参照:株式会社 bitFlyer 公式サイト

④ GMOコイン

GMOコインは、東証プライム上場のGMOインターネットグループが運営する仮想通貨取引所です。顧客満足度調査でNo.1(※オリコン顧客満足度調査)を獲得するなど、ユーザーからの評価が非常に高いことで知られています。

その最大の理由は、手数料体系の安さにあります。日本円の即時入金・出金手数料が無料であることに加え、仮想通貨の預入・送付手数料も無料です。これは、他の取引所に資産を移動させたり、DeFiサービスを利用したりする際に大きなメリットとなります。さらに、取引所形式(現物・レバレッジ)では、一部の銘柄でマイナス手数料(Maker手数料が-0.01%など)を採用しており、取引をすればするほど手数料が受け取れるという、トレーダーにとって非常に有利な条件を提供しています。

取扱銘柄数は26種類(2024年6月現在)と標準的ですが、販売所、取引所(現物・レバレッジ)の両方に対応しており、取引の選択肢が広いです。最小取引単位も小さく設定されているため、少額からのスタートも可能です。

GMOコインは、取引サービス以外にも力を入れています。保有しているだけで報酬が得られる「ステーキングサービス」は、国内取引所の中でも対応銘柄が多く、手間をかけずに資産を増やしたいユーザーに人気です。また、一定期間仮想通貨を貸し出すことで賃借料を得られる「貸暗号資産」サービスも提供しており、多様な運用方法を試すことができます。

アプリや取引ツールも高機能で、初心者向けの「ノーマルモード」と、本格的なチャート分析が可能な「トレーダーモード」を切り替えられます。特に「トレーダーモード」は、PC版に匹敵する機能をスマホで利用できるため、外出先でも本格的なトレードが可能です。

GMOインターネットグループが長年培ってきた金融・ITサービスのノウハウを活かした堅牢なセキュリティ体制も魅力で、安心して取引に集中できる環境が整っています。コストを抑えつつ、多様な取引・運用サービスを利用したいという、初心者から中上級者まで幅広いニーズに応えられる万能型の取引所です。

(※)2024年 オリコン顧客満足度調査 暗号資産取引所 現物取引 第1位
参照:GMOコイン株式会社 公式サイト

⑤ bitbank(ビットバンク)

bitbankは、アルトコインの取引に強みを持つ仮想通貨取引所として、中上級者のトレーダーから高い評価を得ています。その最大の特徴は、取扱っている全38銘柄(2024年6月現在)を「取引所」形式で売買できる点です。

多くの取引所では、アルトコインの売買はスプレッドが広い「販売所」形式に限定されることが多い中、bitbankではユーザー同士が直接売買する取引所形式を利用できるため、コストを抑えた透明性の高い価格での取引が可能です。これにより、アルトコインで頻繁にトレードを行いたいユーザーにとって、最適な環境が提供されています。

また、取引所の「板の厚さ」、つまり流動性の高さもbitbankの魅力の一つです。取引量が多いため、希望する価格で売買が成立しやすく、快適なトレードが期待できます。特にアルトコインの取引高では国内トップクラスの実績を誇ります。

取引ツールもプロ仕様で、PC版では60種類以上のテクニカル指標を利用できる高機能チャート「TradingView」を搭載しています。スマートフォンアプリも洗練されており、外出先でもストレスなくチャート分析や発注が可能です。

手数料については、取引所形式でのMaker手数料が-0.02%(マイナス手数料)、Taker手数料が0.12%(一部銘柄を除く)と設定されています。指値注文を出すMaker側になれば手数料を受け取れるため、戦略的に取引することでコストをさらに削減できます。

セキュリティ面でも高い評価を受けており、第三者機関による調査で国内No.1の評価(※)を獲得した実績があります。コールドウォレットやマルチシグはもちろん、オフライン環境での厳重な資産管理を徹底しており、ユーザー資産の保護に最大限注力しています。

一方で、販売所サービスも提供していますが、メインは取引所であるため、操作のシンプルさだけを求める初心者にとっては、少しハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、将来的にアルトコインの本格的なトレードに挑戦したいと考えている方であれば、最初からbitbankを選んでおくのは賢明な選択と言えるでしょう。

(※)ICORating 2018年10月レポート Exchange Security Report
参照:ビットバンク株式会社 公式サイト

⑥ SBI VCトレード

SBI VCトレードは、SBIホールディングス傘下のSBIグループが運営する仮想通貨取引所です。金融業界の巨人であるSBIグループがバックについているという絶大な信頼性と堅牢なセキュリティ体制が最大の強みです。

手数料体系は非常にユーザーフレンドリーで、日本円の入出金手数料、仮想通貨の入出庫(送金)手数料がすべて無料です。これにより、取引コスト以外の費用を気にすることなく、資金の移動や他のサービスとの連携がスムーズに行えます。取引手数料も、取引所形式ではMakerが-0.01%、Takerが0.05%と、業界最安水準に設定されています。

取扱銘柄数は23種類(2024年6月現在)と、他の大手取引所に比べるとやや少なめですが、ビットコインやイーサリアムをはじめとする主要な通貨はしっかりと押さえています。

SBI VCトレードのユニークな点は、ステーキングサービスの充実度にあります。対応銘柄数が国内トップクラスであり、特別な申し込み手続き不要で、対象の仮想通貨を保有しているだけで自動的に報酬(ステーキングフィー)が毎月付与されます。長期保有を前提としたインカムゲインを狙う投資家にとっては、非常に魅力的なサービスです。

さらに、一定期間仮想通貨を貸し出して金利を得る「レンディング(貸暗号資産)」や、自動で定期的に仮想通貨を買い付ける「積立」サービスも提供しており、多様な運用ニーズに対応しています。

取引ツールは、シンプルで分かりやすい販売所と、板取引が可能な取引所の両方を備えていますが、機能面ではトレーダー特化型の取引所と比較するとややシンプルです。そのため、超短期的なトレードを繰り返すプロのトレーダーよりは、金融大手ならではの安心感を重視し、ステーキングや積立といった中長期的な視点で安定した資産運用を行いたいユーザーに向いている取引所と言えます。

参照:SBI VCトレード株式会社 公式サイト

⑦ Zaif(ザイフ)

Zaifは、2015年からサービスを提供している老舗の仮想通貨取引所の一つです。過去にハッキング被害を経験しましたが、現在はCAICA DIGITALグループの傘下に入り、経営体制・セキュリティ体制を刷新して運営を再開しています。

Zaifの最もユニークな特徴は、他の取引所では扱っていない独自のトークンを取引できる点です。例えば、Zaif自身が発行する「Zaifトークン」や、かつて話題となった「フィスココイン(FSCC)」、「カイカコイン(CICC)」など、個性的な銘柄がラインナップされています。これらのトークンは価格変動が非常に大きい傾向にあり、ハイリスク・ハイリターンな投資を好む一部のユーザーから根強い人気があります。

また、「自動売買おてがるトレード」というサービスも特徴的です。これは、あらかじめ設定したルールに基づいてシステムが自動で売買を繰り返す機能で、常にチャートを監視できない人でも取引機会を逃さずに済みます。例えば、「BTC/JPYが1%下落したら買い、その後2%上昇したら売る」といった設定が可能です。

さらに、「コイン積立」サービスもZaifが早くから提供してきたサービスの一つです。毎月銀行口座から自動で引き落としを行い、指定した金額分の仮想通貨を買い付けるもので、ドルコスト平均法による長期的な資産形成を目指すことができます。

手数料面では、取引所形式での取引手数料は一部有料ですが、比較的安価な水準に設定されています。取扱銘柄数は24種類(2024年6月現在)で、その中には前述の独自トークンが含まれます。

現在のZaifは、セキュリティ強化を最優先課題としており、コールドウォレット管理やマルチシグの導入など、業界標準の対策を徹底しています。独自トークンへの投資や自動売買に興味がある方、または老舗の積立サービスを利用したい方にとっては、検討する価値のある取引所です。ただし、過去の経緯を理解した上で、自己責任の原則で利用することが重要です。

参照:株式会社カイカエクスチェンジ 公式サイト

⑧ LINE BITMAX

LINE BITMAXは、コミュニケーションアプリ「LINE」から直接アクセスできる手軽さが最大の魅力である仮想通貨取引所です。LINEアプリ内の「ウォレット」タブからシームレスに取引画面へ移動でき、普段使いのLINEアカウントで簡単に口座開設を始められるため、仮想通貨取引のハードルを大きく下げています。

特に、仮想通貨取引が全く初めてという初心者にとっては、使い慣れたインターフェースで操作できる安心感があります。取引画面も非常にシンプルに設計されており、直感的な操作で仮想通貨の売買が可能です。

大きな特徴として、1円という超少額から取引を始められる点が挙げられます。お小遣い程度の金額からでも仮想通貨投資を体験できるため、「まずは試しに少しだけ買ってみたい」というニーズに完全に応えています。

サービス面では、保有しているだけで貸付金利に相当する報酬が得られる「貸暗号資産サービス(レンディング)」を提供しています。手続きもLINEアプリ内で完結し、手軽にインカムゲインを狙うことができます。

取扱銘柄数は7種類(2024年6月現在)と、他の取引所と比較すると少ないですが、その中にはLINE独自の仮想通貨「フィンシア(FNSA)」が含まれています。フィンシアは、LINEのブロックチェーンエコシステム上で利用される通貨であり、将来性に期待する投資家もいます。

手数料については、取引は「販売所」形式のみのため、スプレッドが実質的なコストとなります。日本円の入出金にはLINE Payを利用でき、LINE Payからの入金は手数料無料ですが、出金には少額の手数料がかかります。

セキュリティは、LINEが長年培ってきた高度な技術とノウハウを基盤としており、資産はコールドウォレットで安全に管理されています。とにかく手軽に、難しいことを考えずに、お試し感覚で仮想通貨を始めてみたいという超初心者の方に最もおすすめできる取引所の一つです。

参照:LINE Xenesis株式会社 公式サイト

⑨ BitTrade(ビットトレード)

BitTradeは、世界トップクラスの取引高を誇るグローバルな仮想通貨取引所「Huobi(フォビ)」の日本法人です。そのため、グローバル基準のサービスとセキュリティを享受できるのが大きな強みです。

最大の特徴は、取扱銘柄数の豊富さです。2024年6月現在、その数は39種類と国内取引所の中でも最多クラスを誇ります。ビットコインやイーサリアムはもちろん、他の国内取引所では見られないような有望なアルトコインや、話題のプロジェクトに関連するトークンなどをいち早く取り扱う傾向があります。新しい通貨に投資して大きなリターンを狙いたいアクティブな投資家にとって、非常に魅力的なラインナップです。

取引形式は、簡単な操作の「販売所」と、コストを抑えられる「取引所」の両方を提供しています。特に取引所形式では、一部の通貨ペアでマイナス手数料(Maker手数料が-0.02%)を採用しており、流動性を提供するユーザーは報酬を得ながら取引できます。

また、グローバルな取引所が母体であるため、板の流動性が高く、安定した取引環境が期待できます。高機能なチャートツールも利用できるため、本格的なテクニカル分析を行いたいトレーダーのニーズにも応えます。

さらに、保有しているだけで報酬が得られる「ステーキング」や、仮想通貨を貸し出して金利を得る「レンディング」といった資産運用サービスも充実しています。

セキュリティ面では、Huobiグループの高度な技術力を背景に、堅牢なシステムを構築しています。もちろん、日本の法律・規制に準拠し、金融庁の認可を受けた上で運営されているため、安心して利用できます。

国内最多クラスの銘柄数の中から投資先を選びたい方、特に将来性のあるアルトコインを発掘したいと考えている方にとって、BitTradeは欠かせない取引所となるでしょう。

参照:ビットトレード株式会社 公式サイト

⑩ OKCoinJapan

OKCoinJapanは、世界有数のブロックチェーン企業であるOK Groupの日本法人です。高い技術力とグローバルなネットワークを背景に、安定した取引システムと質の高いサービスを提供しています。

OKCoinJapanの大きな特徴は、手数料の安さです。入金手数料は無料で、日本円の出金手数料も比較的安価に設定されています。取引手数料は、取引所形式でMakerが-0.01%、Takerが0.07%(一部通貨)と、業界でも最安水準です。コストを重視するトレーダーにとっては非常に有利な条件と言えます。

取扱銘柄数は36種類(2024年6月現在)と豊富で、主要通貨から注目度の高いアルトコインまで幅広くカバーしています。特に、他の国内取引所ではあまり見られないような、DeFi関連やGameFi関連の銘柄をいち早く上場させる傾向があり、新しい技術領域への投資に関心があるユーザーから注目されています。

サービス面では、国内初となる「Flash Deals」というサービスがユニークです。これは、特定の仮想通貨を期間限定・数量限定で、市場価格よりも割安な価格で購入できるセールイベントです。不定期開催ですが、タイミングが合えばお得に資産を増やすチャンスとなります。

また、対象の仮想通貨を保有するだけで報酬が得られる「ステーキングサービス」も提供しており、特にイーサリアム(ETH)のステーキングに力を入れています。

取引ツールは、シンプルで分かりやすいインターフェースながら、必要な機能はしっかりと備わっており、初心者から中上級者まで満足できる作りになっています。グローバルで展開するOKX(旧OKEx)の取引システムをベースにしているため、安定性と信頼性には定評があります。

手数料を抑えつつ、豊富なアルトコイン、特に最先端のプロジェクトに関連する銘柄に投資したい方や、Flash Dealsのようなユニークなサービスに魅力を感じる方におすすめの取引所です。

参照:オーケーコイン・ジャパン株式会社 公式サイト

【比較一覧表】おすすめ仮想通貨取引所10社の特徴

ここまで紹介した10社の特徴を一覧表にまとめました。各項目を比較し、ご自身の優先順位と照らし合わせながら、最適な取引所選びにお役立てください。

取引所名 取扱銘柄数 (2024年6月時点) 取引手数料 (取引所/BTC) 最小取引単位 (BTC) 送金手数料 (BTC) アプリの特徴 主なサービス
Coincheck 29種類 無料 500円相当額 0.0005 BTC 初心者向けで直感的 積立、NFT、でんき/ガス
DMM Bitcoin 38種類 – (販売所形式) 0.0001 BTC 無料 初心者/上級者モード切替 レバレッジ取引、BitMatch
bitFlyer 33種類 約定数量に応じて変動 0.00000001 BTC 0.0004 BTC 機能豊富で高セキュリティ Tポイント交換、クレカ
GMOコイン 26種類 Maker: -0.01%, Taker: 0.05% 0.00001 BTC 無料 高機能なトレーダーモード ステーキング、貸暗号資産
bitbank 38種類 Maker: -0.02%, Taker: 0.12% 0.00000001 BTC 0.0006 BTC TradingView搭載で分析向き 全銘柄が取引所対応
SBI VCトレード 23種類 Maker: -0.01%, Taker: 0.05% 0.000001 BTC 無料 シンプルで分かりやすい ステーキング、積立、貸暗号資産
Zaif 24種類 Maker: 0%, Taker: 0.1% 0.0001 BTC 0.0001 BTC~ 独自トークン取引可能 自動売買、コイン積立
LINE BITMAX 7種類 – (販売所形式) 1円相当額 0.001 BTC LINEアプリ内で完結 貸暗号資産、FNSA取引
BitTrade 39種類 Maker: -0.02%, Taker: 0.2% 0.00000001 BTC 0.0005 BTC グローバル基準のUI/UX ステーキング、貸暗号資産
OKCoinJapan 36種類 Maker: -0.01%, Taker: 0.07% 0.0001 BTC 0.0004 BTC シンプルで高機能 ステーキング、Flash Deals

※上記データは2024年6月時点の各社公式サイト情報を基に作成しています。手数料やサービス内容は変更される可能性があるため、口座開設の際は必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

失敗しない仮想通貨取引所の選び方7つのポイント

手数料の安さで選ぶ、取扱銘柄の豊富さで選ぶ、アプリ・取引ツールの使いやすさで選ぶ、セキュリティ対策の安全性で選ぶ、取引形式(販売所・取引所)で選ぶ、最小取引単位の小ささで選ぶ、提供しているサービスの多様性で選ぶ

数ある取引所の中から自分に最適な一社を見つけるためには、いくつかの重要な比較ポイントがあります。ここでは、仮想通貨取引所を選ぶ際に特に注目すべき7つのポイントを詳しく解説します。

① 手数料の安さで選ぶ

仮想通貨取引では、様々な場面で手数料が発生します。これらの手数料は、取引を重ねるごとに利益を圧迫する要因となるため、できるだけ安く抑えることが重要です。

  • 取引手数料: 仮想通貨を売買する際に発生する手数料です。「販売所」では無料の場合が多いですが、代わりにスプレッド(売値と買値の差)が実質的なコストとなります。「取引所」では、売買価格の数%が手数料としてかかります。Maker(メイカー)手数料Taker(テイカー)手数料に分かれていることが多く、一般的に板に注文を並べるMakerの方が手数料は安く、中にはマイナス手数料(取引すると報酬がもらえる)を採用している取引所もあります。
  • 入出金手数料: 日本円を取引所の口座に入金したり、自分の銀行口座に出金したりする際に発生する手数料です。クイック入金は無料でも、銀行振込や出金は有料というケースが多いため、注意が必要です。GMOコインやSBI VCトレードのように、入出金手数料が無料の取引所はコストを抑えたい人にとって魅力的です。
  • 送金手数料: 保有している仮想通貨を他の取引所や個人のウォレットに送る際に発生する手数料です。これも取引所によって異なり、無料のところもあれば、通貨ごとに設定されているところもあります。DeFiやNFTなど、外部サービスを利用する予定がある方は、送金手数料が無料の取引所を選ぶと大きなメリットがあります。

これらの手数料を総合的に比較し、ご自身の取引スタイル(短期売買か長期保有か、日本円の入出金頻度など)に合った、最もコストパフォーマンスの高い取引所を選びましょう。

② 取扱銘柄の豊富さで選ぶ

仮想通貨はビットコインだけではありません。ビットコイン以外の仮想通貨は「アルトコイン」と呼ばれ、その種類は数千、数万とも言われています。イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)のような時価総額の大きいメジャーなアルトコインから、まだ知名度は低いものの将来性が期待される「草コイン」まで様々です。

取扱銘柄が豊富な取引所を選ぶメリットは、投資の選択肢が広がることです。新しいプロジェクトや技術にいち早く投資することで、将来的に大きなリターンを得られる可能性があります。また、複数の銘柄に分散投資することで、特定の通貨の価格下落リスクを軽減する効果も期待できます。

2024年6月現在、国内ではDMM Bitcoin、bitbank、BitTradeなどが30種類以上の銘柄を扱っており、業界トップクラスのラインナップを誇ります。

ただし、注意点もあります。銘柄が多ければ良いというわけではありません。特に知名度の低いアルトコインは、価格変動が非常に激しく(ボラティリティが高く)、流動性が低いために売りたい時に売れないリスクもあります。また、プロジェクトが失敗し、価値がほとんどなくなってしまう可能性もゼロではありません。

初心者のうちは、まずビットコインやイーサリアムといった主要な通貨から取引を始め、慣れてきたら興味のあるアルトコインについて自身でしっかりとリサーチした上で、少額から投資を始めるのが賢明です。自分の投資目的(長期安定かハイリスク・ハイリターンか)に合わせて、取扱銘柄数を重視するかどうかを判断しましょう。

③ アプリ・取引ツールの使いやすさで選ぶ

特に初心者の方にとって、スマートフォンアプリやPCの取引ツールが直感的で分かりやすいかどうかは、取引所選びの非常に重要な要素です。操作が複雑で分かりにくいと、誤った注文をしてしまったり、取引のタイミングを逃してしまったりする原因になります。

多くの取引所アプリには、以下のような特徴があります。

  • 初心者向けアプリ: CoincheckやLINE BITMAXのように、難しい機能を削ぎ落とし、現在の価格を見ながら「買う」「売る」ボタンを押すだけで取引が完結するシンプルな設計が特徴です。まずは仮想通貨に慣れたいという方に最適です。
  • 高機能アプリ: GMOコインやbitFlyerのように、一つのアプリ内でシンプルな「ノーマルモード」と、詳細なチャート分析や多様な注文方法に対応した「トレーダーモード(プロモード)」を切り替えられるタイプもあります。これにより、ユーザーの習熟度に合わせてステップアップしていくことが可能です。
  • トレーダー向けアプリ: bitbankのように、PC版に匹敵する高度なテクニカル分析ツール「TradingView」を標準搭載しているアプリもあります。本格的なデイトレードやスイングトレードをスマホで行いたい中上級者に向いています。

実際にいくつかの取引所のアプリをダウンロードしてみて、デモ画面や操作感を比較してみるのも良い方法です。自分がストレスなく使えると感じるUI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)の取引所を選ぶことが、継続的な取引の鍵となります。

④ セキュリティ対策の安全性で選ぶ

仮想通貨はデジタルデータであるため、常にハッキングや不正アクセスのリスクに晒されています。大切な資産を預ける以上、取引所のセキュリティ対策が万全であるかは、最も優先すべきチェック項目の一つです。

確認すべき主なセキュリティ対策は以下の通りです。

  • 金融庁への登録: 日本国内で仮想通貨交換業を行うには、金融庁への登録が法律で義務付けられています。未登録の海外業者などは絶対に利用してはいけません。本記事で紹介している取引所はすべて登録済みです。
  • コールドウォレット管理: 顧客から預かった資産の大部分を、インターネットから完全に切り離された「コールドウォレット」で保管しているか。これはハッキング対策の基本中の基本です。
  • 2段階認証: ログイン時や送金時に、ID・パスワードに加えて、スマートフォンアプリなどで生成される一時的な確認コードの入力を求める仕組みです。ユーザー自身が必ず設定すべき最も重要な自己防衛策です。
  • マルチシグ: 仮想通貨を送金する際に、複数の秘密鍵を必要とする技術です。これにより、単一の鍵が盗まれても不正送金を防ぐことができます。
  • 資産の分別管理: 会社の資産と顧客から預かった資産を明確に分けて管理しているか。これにより、万が一取引所が破綻した場合でも、顧客の資産が保護されやすくなります。
  • 補償制度: 不正ログインなどによって資産が盗まれた場合に、一定額まで補償してくれる制度があるか。Coincheckなどが導入しています。

bitFlyerのように創業以来ハッキング被害がない実績を持つ取引所や、SBIグループやGMOインターネットグループのような金融・IT大手が運営する取引所は、一般的にセキュリティレベルが高いと評価されています。公式サイトでどのようなセキュリティ対策を講じているかを公表しているかどうかも、信頼性を判断する一つの指標になります。

⑤ 取引形式(販売所・取引所)で選ぶ

仮想通貨の売買には、主に「販売所」と「取引所」という2つの形式があります。この違いを理解することは、コストを意識した取引を行う上で非常に重要です。

  • 販売所: ユーザーが仮想通貨取引所を相手に売買する形式です。取引所が提示する購入価格(Ask)と売却価格(Bid)で取引します。
    • メリット: 操作が非常にシンプルで、「買う」「売る」を選ぶだけ。すぐに約定(取引が成立)します。初心者に最適です。
    • デメリット: 購入価格と売却価格の差である「スプレッド」が広く設定されており、これが実質的な手数料となります。そのため、取引所形式に比べてコストが高くなりがちです。
  • 取引所: ユーザー同士が直接売買する形式です。「板(いた)」と呼ばれる注文一覧を見ながら、希望する価格と数量で注文を出します。
    • メリット: スプレッドが非常に狭く、販売所に比べて圧倒的に低コストで取引できます。指値注文(価格を指定する注文)など、戦略的な取引が可能です。
    • デメリット: 操作が販売所に比べてやや複雑です。希望する価格で売買してくれる相手がいないと、約定しない可能性があります。

初心者のうちは簡単な販売所から始め、慣れてきたらコストの安い取引所形式に移行するのが一般的なステップです。自分がどちらの形式をメインで使いたいかを考え、その形式に強みを持つ取引所を選びましょう。例えば、bitbankは全銘柄が取引所形式に対応しているため、コストを重視するトレーダーに人気です。

⑥ 最小取引単位の小ささで選ぶ

「仮想通貨は高くて手が出せない」と思っている方もいるかもしれませんが、それは誤解です。多くの国内取引所では、非常に少額から仮想通貨を購入できます。

最小取引単位とは、その取引所で購入できる最も小さい仮想通貨の量や金額のことです。例えば、「1円から」や「500円から」といった金額指定で始められる取引所もあれば、「0.0001 BTCから」のように通貨の単位で定められている取引所もあります。

少額から始められるメリットは、リスクを抑えながら仮想通貨取引を体験できることです。いきなり大きな金額を投じるのは不安だという初心者の方でも、お小遣い程度の金額であれば、気軽に投資の世界に足を踏み入れることができます。まずは少額で実際に売買を経験し、値動きの感覚や取引ツールの操作に慣れることが重要です。

bitFlyerやLINE BITMAXは1円から、Coincheckは500円からと、特に初心者向けの取引所は最小取引単位が非常に小さく設定されています。まずはお試しで始めてみたいという方は、この最小取引単位をチェックして、気軽にスタートできる取引所を選ぶのがおすすめです。

⑦ 提供しているサービスの多様性で選ぶ

仮想通貨取引所の役割は、単に仮想通貨を売買するだけにとどまりません。多くの取引所が、ユーザーの資産を効率的に増やすための様々な付加サービスを提供しています。

代表的なサービスには以下のようなものがあります。

  • ステーキング: 特定の仮想通貨を保有しているだけで、ブロックチェーンの維持に貢献した報酬として、定期的に新しい通貨を受け取れる仕組みです。銀行の利息のようなもので、売買をしなくても資産を増やせる可能性があります。SBI VCトレードやGMOコインは対応銘柄が豊富です。
  • レンディング(貸暗号資産): 自分が保有している仮想通貨を取引所に一定期間貸し出すことで、金利(賃借料)を受け取れるサービスです。長期保有(ガチホ)を決めている通貨がある場合に活用すると、効率的に資産を増やせます。
  • 積立投資: 毎月決まった日に決まった金額を自動で積み立てていくサービスです。購入タイミングを分散することで、価格変動リスクを平均化する「ドルコスト平均法」の効果が期待でき、長期的な資産形成に向いています。CoincheckやZaifなどが提供しています。
  • IEO(Initial Exchange Offering): 取引所が主体となって、新しいプロジェクトのトークンを販売するイベントです。将来有望なプロジェクトに初期段階で投資できる可能性があります。
  • NFTマーケットプレイス: Coincheckなどが提供しており、取引所のアカウントでNFTアートやゲームアイテムなどを売買できます。

これらのサービスは、短期的な売買差益(キャピタルゲイン)だけでなく、長期的な収益(インカムゲイン)を得るための選択肢を広げてくれます。ご自身の投資戦略に合わせて、こうした付加サービスが充実している取引所を選ぶのも一つの有効な方法です。

【目的別】あなたに合った仮想通貨取引所の見つけ方

これから仮想通貨を始める初心者向けの取引所、手数料をできるだけ抑えたい人向けの取引所、アルトコインを取引したい人向けの取引所、スマホアプリで手軽に取引したい人向けの取引所

7つの選び方のポイントを踏まえた上で、ここでは具体的なユーザーの目的別に、どのような特徴を持つ取引所が適しているかを解説します。ご自身の状況に最も近い項目を参考にしてください。

これから仮想通貨を始める初心者向けの取引所

仮想通貨取引が全く初めてで、何から手をつけて良いか分からないという初心者の方は、「使いやすさ」「安心感」「始めやすさ」を最優先に考えるべきです。

  • 重視すべきポイント:
    • アプリのUI/UX: 専門用語が少なく、直感的に操作できるシンプルなデザインか。
    • 少額取引: 500円や1,000円といった、お小遣い程度の金額から始められるか。
    • 販売所の有無: まずは簡単な販売所形式で、確実に売買できる環境があるか。
    • 企業の信頼性: 大手企業が運営していたり、利用者が多かったりして、安心感があるか。

このタイプのユーザーには、CoincheckbitFlyerLINE BITMAXなどがおすすめです。Coincheckは洗練されたアプリデザインで圧倒的な人気を誇り、bitFlyerは長い運営実績と1円から始められる手軽さが魅力です。LINE BITMAXは、普段使いのLINEアプリから始められるため、心理的なハードルが最も低いと言えるでしょう。まずはこれらの取引所で少額からスタートし、仮想通貨の世界に慣れていくのが王道です。

手数料をできるだけ抑えたい人向けの取引所

短期的な売買を繰り返すデイトレーダーや、取引回数が多くなることが予想される方、またDeFiなど外部サービスとの連携を考えている方は、取引コストを徹底的に抑えることが収益に直結します。

  • 重視すべきポイント:
    • 取引所形式の手数料: Maker手数料がマイナス、またはTaker手数料が低いか。
    • スプレッドの狭さ: 販売所を利用する場合でも、スプレッドが良心的な設定か。
    • 各種手数料の無料: 日本円の入出金手数料や、仮想通貨の送金手数料が無料か。

このタイプのユーザーには、GMOコインSBI VCトレードが筆頭候補となります。両社とも日本円の入出金や仮想通貨の送金手数料が無料であり、取引所形式の手数料も業界最安水準です。特にGMOコインはMaker手数料がマイナスになる銘柄も多く、取引すればするほど有利になります。コストパフォーマンスを最優先するなら、この2社のどちらかを選んでおけば間違いないでしょう。

アルトコインを取引したい人向けの取引所

ビットコインやイーサリアムだけでなく、多様なアルトコインに投資して大きなリターンを狙いたいと考えているアクティブな投資家は、「取扱銘柄数」と「取引所の流動性」が重要な判断基準になります。

  • 重視すべきポイント:
    • 取扱銘柄の数と種類: 国内最多クラスの銘柄を扱っているか。独自性のある銘柄があるか。
    • 取引所形式での対応: アルトコインをコストの安い取引所形式で売買できるか。
    • 板の流動性: 取引量が多く、希望する価格でスムーズに売買が成立するか。

このタイプのユーザーには、bitbankBitTradeDMM Bitcoinなどが適しています。bitbankは、扱っている全銘柄を取引所形式で売買でき、アルトコインの取引高は国内トップクラスです。BitTradeは国内最多級の39銘柄を扱い、グローバルな流動性が魅力です。DMM Bitcoinはレバレッジ取引に限定されますが、非常に多くのアルトコインで価格変動を狙ったトレードが可能です。

スマホアプリで手軽に取引したい人向けの取引所

PCはあまり使わず、通勤時間や休憩時間など、隙間時間を使ってスマートフォンだけで取引を完結させたいという方は、アプリの機能性と操作性がすべてです。

  • 重視すべきポイント:
    • 直感的な操作性: マニュアルを見なくても、感覚的に操作できるか。
    • モード切替機能: 初心者向けのシンプルモードと、中上級者向けのプロモードを切り替えられるか。
    • 通知機能: 価格アラートや約定通知など、プッシュ通知機能が充実しているか。
    • ウィジェット機能: スマホのホーム画面で価格をリアルタイムに確認できるか。

このタイプのユーザーには、Coincheckのシンプルで洗練されたアプリや、GMOコインのPC並みの機能を誇るトレーダーモード搭載アプリが人気です。また、bitFlyerのアプリも販売所と取引所の両方にアクセスしやすく、バランスが取れています。実際にいくつかのアプリを触ってみて、自分の使い方に一番フィットするものを選ぶのが最善の方法です。

仮想通貨取引所の基礎知識

取引所選びと並行して、仮想通貨取引の基本的な仕組みを理解しておくことが重要です。ここでは、特に重要な「販売所と取引所の違い」と「主な手数料」について詳しく解説します。

「販売所」と「取引所」の違いとは?

前述の通り、仮想通貨の売買には「販売所」と「取引所」の2つの形式があります。それぞれのメリット・デメリットを正しく理解し、状況に応じて使い分けることが賢い取引のコツです。

販売所のメリット・デメリット

販売所は、ユーザーが仮想通貨取引所を相手に直接売買するお店のようなものです。取引所が「この価格で売ります(購入価格)」「この価格で買います(売却価格)」と提示し、ユーザーはその価格で取引します。

  • メリット:
    • 操作が簡単: 提示された価格で数量を指定するだけなので、初心者でも迷うことがありません。
    • すぐに約定する: 相手が取引所自身なので、注文が成立しないということがなく、確実に売買できます。
  • デメリット:
    • コストが高い(スプレッドが広い): 最大のデメリットは、購入価格と売却価格の差である「スプレッド」です。例えば、ビットコインの購入価格が1010万円、売却価格が1000万円の場合、10万円の差額(スプレッド)があります。これは取引所が設定する実質的な手数料であり、購入した瞬間に評価額がスプレッド分だけマイナスになることを意味します。このスプレッドは、取引所の収益源となっています。

取引所のメリット・デメリット

取引所は、株式市場のように、仮想通貨を買いたいユーザーと売りたいユーザーがマッチングするプラットフォームです。ユーザー同士が直接価格を提示し合って売買します。

  • メリット:
    • コストが安い: ユーザー間の競争原理が働くため、スプレッドが非常に狭くなります。取引手数料を支払ったとしても、販売所のスプレッドに比べれば格段に安く済みます。
    • 戦略的な注文が可能: 現在の市場価格で即座に売買する「成行注文」だけでなく、価格を指定して注文を出す「指値注文」などが可能です。これにより、自分の狙った価格での取引ができます。
  • デメリット:
    • 操作がやや複雑: 「板」と呼ばれる注文の一覧を読み解き、注文方法を選ぶ必要があるため、初心者には少し難しく感じられるかもしれません。
    • 約定しない可能性がある: 指値注文の場合、その価格で売買したいという相手が現れなければ、いつまでも取引が成立しないことがあります。

初心者はまず簡単な「販売所」で取引の流れを掴み、コストを意識するようになったら「取引所」に挑戦するのがおすすめです。

仮想通貨取引で発生する主な手数料

取引所を利用する際には、様々な手数料が発生します。どのような手数料があるのかを把握しておきましょう。

取引手数料

仮想通貨を売買する際に発生する手数料です。前述の通り、販売所では無料(スプレッドに内包)のことが多いですが、取引所形式では発生します。

  • Taker(テイカー)手数料: 取引所の板にすでに出されている注文を「取る(take)」形で約定させる注文(主に成行注文)にかかる手数料です。
  • Maker(メイカー)手数料: 板にない新しい価格で注文を「作る(make)」形で出し、それが約定した場合にかかる手数料です(主に指値注文)。市場に流動性を提供する役割を担うため、Taker手数料よりも安く設定されていることが多く、中にはマイナス手数料(報酬がもらえる)の取引所もあります

入出金手数料

取引所の口座と自分の銀行口座との間で、日本円を移動させる際に発生する手数料です。

  • 入金手数料: 銀行振込、クイック入金、コンビニ入金など、入金方法によって手数料は異なります。クイック入金は無料の場合が多いですが、提携金融機関が限られていることがあります。
  • 出金手数料: 取引所の口座から自分の銀行口座へ日本円を引き出す際の手数料です。一回あたり数百円程度かかるのが一般的ですが、GMOコインやSBI VCトレードのように無料の取引所もあります。

送金手数料

自分の取引所口座から、他の取引所や個人のウォレット(MetaMaskなど)へ仮想通貨を送付する際に発生する手数料です。ブロックチェーン上に取引記録を書き込むための手数料(マイナー手数料)が原資となっており、通貨の種類やネットワークの混雑状況によって変動します。取引所によっては、この手数料を負担してくれる(無料)場合があり、大きなメリットとなります。

初心者でも簡単!仮想通貨の始め方4ステップ

口座開設を申し込む、本人確認と審査を受ける、日本円を入金する、仮想通貨を購入する

仮想通貨取引は、思ったよりも簡単に始めることができます。ここでは、口座開設から実際に仮想通貨を購入するまでの流れを、4つのステップに分けて具体的に解説します。

① 口座開設を申し込む

まず、利用したい仮想通貨取引所の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンから申し込み手続きを開始します。

  • 準備するもの:
    • メールアドレス: 登録やログインに使用します。
    • スマートフォン: 本人確認や2段階認証で使用します。
  • 入力する情報:
    • 氏名、住所、生年月日、電話番号などの基本情報
    • 職業、年収、投資経験、取引目的などの財務情報

これらの情報は、犯罪収益移転防止法に基づいて正確に申告する必要があります。虚偽の申告をすると口座が開設できない可能性があるため、正直に入力しましょう。すべての入力が終わると、登録したメールアドレスに確認メールが届くので、記載されたリンクをクリックしてメール認証を完了させます。

② 本人確認と審査を受ける

次に、本人確認手続きを行います。以前は郵送でのやり取りが主流でしたが、現在はスマートフォンを使ったオンラインでの本人確認(e-KYC)が一般的で、数分〜数時間で完了します。

  • 準備するもの(いずれか1点):
    • 運転免許証
    • マイナンバーカード
    • パスポート(2020年2月3日以前に申請されたもの)
    • 在留カード など
  • 手続きの流れ:
    1. スマホのカメラで、本人確認書類の表面・裏面・厚みを撮影します。
    2. 次に、自分の顔写真を撮影します(首振りなどの動作を求められることもあります)。
    3. 撮影したデータをアップロードすれば、手続きは完了です。

提出された情報と書類をもとに、取引所側で審査が行われます。審査は通常、即日〜数営業日で完了し、無事に通過すれば口座開設完了の通知がメールなどで届きます。

③ 日本円を入金する

口座が開設されたら、取引に使用する日本円を入金します。取引所の会員ページやアプリにログインし、入金メニューから手続きを行います。

  • 主な入金方法:
    • 銀行振込: 取引所が指定する銀行口座に、自分の銀行口座から振り込みます。振込手数料は自己負担になることが多いです。
    • クイック入金(インターネットバンキング入金): 提携している金融機関のインターネットバンキングを利用して、24時間リアルタイムで入金する方法です。手数料が無料で即時反映されるため、最も便利な方法です。
    • コンビニ入金: コンビニの端末を操作して入金する方法です。手軽ですが、手数料がかかる場合があります。

入金が完了すると、取引所の口座残高に反映されます。これで仮想通貨を購入する準備が整いました。

④ 仮想通貨を購入する

いよいよ仮想通貨の購入です。ここでは、ビットコインを例に、販売所と取引所での基本的な購入手順を説明します。

  • 販売所での購入手順:
    1. アプリやサイトの「販売所」メニューを開きます。
    2. 購入したい仮想通貨(例:ビットコイン)を選択します。
    3. 「買う」ボタンをタップします。
    4. 購入したい金額(例:10,000円分)または数量(例:0.001 BTC)を入力します。
    5. 確認画面で内容をチェックし、「購入を確定する」ボタンを押せば完了です。
  • 取引所での購入手順:
    1. 「取引所」メニューを開き、取引したい通貨ペア(例:BTC/JPY)を選択します。
    2. 「板」情報を見ながら、注文方法(「成行」または「指値」)を選択します。
    3. 成行注文の場合: 購入したい数量を入力し、「買う」ボタンを押します。その時点の最も安い売り注文とマッチングして即座に約定します。
    4. 指値注文の場合: 購入したい価格(例:1BTC=1000万円)と数量を入力し、「買う」ボタンを押します。その価格で売りたい人が現れると約定します。

購入した仮想通貨は、自分の口座の資産(ポートフォリオ)に反映されます。最初は必ず少額から購入し、操作に慣れることから始めましょう。

仮想通貨取引所を利用するメリット・デメリット

仮想通貨取引所を利用することには、多くのメリットがある一方で、理解しておくべきデメリットも存在します。両方の側面を把握し、バランスの取れた視点を持つことが大切です。

仮想通貨取引所のメリット

  • 少額から投資を始められる: 株式投資などと比べて、数百円や数千円といった非常に少額から始められるため、投資初心者でも参入しやすいです。
  • 24時間365日取引できる: 株式市場のように取引時間が決まっておらず、土日祝日や夜間でも、いつでも思い立った時に取引が可能です。これにより、ライフスタイルに合わせて柔軟に取引できます。
  • 高いリターンを期待できる可能性がある: 仮想通貨は価格変動(ボラティリティ)が非常に大きいため、短期間で価格が数倍になることもあります。リスクは伴いますが、大きな利益を狙える可能性があります。
  • 日本円で簡単に売買できる: 国内の取引所を利用すれば、日本円の入金から仮想通貨の購入、売却して日本円で出金するまでの一連の流れがスムーズに行えます。
  • 送金がスピーディーかつ低コスト: 銀行の国際送金などと比較して、仮想通貨の送金は迅速かつ手数料が安価な場合があります。国境を越えた価値の移転が容易です。

仮想通貨取引所のデメリット

  • 価格変動リスクが高い: 高いリターンが期待できる反面、価格が急落して大きな損失を被るリスクもあります。価値が数分の一になることも珍しくなく、常に資産を失う可能性があることを認識しておく必要があります。
  • ハッキングのリスク: 取引所はハッカーの標的になりやすく、過去には多くのハッキング事件が発生しています。取引所側は高度なセキュリティ対策を講じていますが、リスクがゼロになることはありません。
  • システムメンテナンス: 取引所は定期的にシステムメンテナンスを行います。その間は取引や入出金ができなくなるため、価格が大きく動いているタイミングと重なると、機会損失につながる可能性があります。
  • 取引所破綻のリスク: 万が一、利用している取引所が経営破綻した場合、預けていた資産が全額返還されない可能性があります。資産の分別管理が義務付けられていますが、リスクは存在します。

仮想通貨取引を始める前に知っておきたい注意点とリスク

価格変動による損失のリスク、ハッキングや不正アクセスのリスク、利益が出た場合は確定申告が必要

メリットとデメリットを理解した上で、実際に取引を始める前にもう一度確認しておきたい注意点とリスクがあります。これらを軽視すると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。

価格変動による損失のリスク

仮想通貨の最大の特徴であり、最大のリスクが価格変動(ボラティリティ)の大きさです。需要と供給のバランス、各国の規制動向、著名人の発言、技術的なアップデートなど、様々な要因によって価格は常に激しく変動しています。

このリスクを管理するためには、以下の点を徹底することが重要です。

  • 必ず余剰資金で投資する: 生活費や将来のために必要なお金を投資に回してはいけません。万が一、全額失っても生活に支障が出ない「余剰資金」の範囲内で取引を行いましょう。
  • レバレッジ取引は慎重に: レバレッジ取引は少ない資金で大きな利益を狙えますが、損失も同様に拡大します。相場が予想と反対に動いた場合、預けた証拠金以上の損失が発生する「追証(おいしょう)」のリスクもあります。初心者のうちは現物取引から始めるのが賢明です。
  • 損切りルールを決めておく: 「購入価格から〇%下落したら売却する」といったように、あらかじめ損失を確定させる「損切り」のルールを決めておくことが、致命的な損失を防ぐために不可欠です。

ハッキングや不正アクセスのリスク

取引所のセキュリティ対策は年々向上していますが、最終的に自分の資産を守るのは自分自身です。特に、個人のアカウントが狙われるフィッシング詐欺や不正アクセスには細心の注意が必要です。

  • 2段階認証は必ず設定する: これは最も重要な自己防衛策です。IDとパスワードが万が一漏洩しても、2段階認証を設定していれば、第三者による不正ログインを大幅に防ぐことができます。
  • パスワードの管理を徹底する: 他のサービスと同じパスワードを使い回さない、推測されにくい複雑なパスワード(大文字・小文字・数字・記号を組み合わせる)を設定する、といった基本的な対策を徹底しましょう。
  • 不審なメールやSMSに注意する: 取引所を装って偽のサイトに誘導し、IDやパスワードを盗み取る「フィッシング詐欺」が多発しています。公式サイトのURLをブックマークしておくなど、安易にリンクをクリックしないよう注意が必要です。
  • 公共のWi-Fiは使用しない: カフェや駅などのセキュリティが低い公共Wi-Fi環境で取引を行うと、通信内容を盗み見られるリスクがあります。重要な操作は、自宅の安全なネットワーク環境で行いましょう。

利益が出た場合は確定申告が必要

仮想通貨取引で得た利益は、原則として「雑所得」として扱われ、課税対象となります。利益が出た場合は、翌年に確定申告を行い、所得税を納める必要があります。

  • 確定申告が必要なケース(給与所得者の場合):
    • 仮想通貨の利益(売却益やステーキング報酬など)を含む、給与所得以外の所得の合計が年間20万円を超えた場合
  • 利益が計算されるタイミング:
    • 仮想通貨を売却して日本円に換えた時
    • 仮想通貨で別の仮想通貨を購入した時
    • 仮想通貨で商品やサービスを購入した時

仮想通貨の損益計算は、取引回数が多くなると非常に複雑になります。年間の取引履歴をすべて記録・保管し、必要であれば市販の損益計算ツールを利用したり、税理士などの専門家に相談したりすることをおすすめします。税金のことを知らずに放置していると、後で延滞税などのペナルティが課される可能性があるため、注意が必要です。

仮想通貨取引所に関するよくある質問

未成年でも口座は作れますか?、口座開設や維持に費用はかかりますか?、複数の取引所で口座を持つことは可能ですか?、少額からでも始められますか?

最後に、仮想通貨取引所に関して初心者が抱きがちな疑問について、Q&A形式でお答えします。

未成年でも口座は作れますか?

いいえ、ほとんどの国内仮想通貨取引所では、未成年者の口座開設は受け付けていません。多くの取引所が、口座開設の年齢要件を「18歳以上」または「20歳以上」としています。これは、投資に伴うリスクや、法律上の契約能力などを考慮したものです。

年齢要件は取引所によって異なるため、口座開設を検討している取引所の公式サイトで、最新の利用規約やよくある質問を必ず確認してください。成人年齢に達してから、改めて申し込みを行いましょう。

口座開設や維持に費用はかかりますか?

国内のほとんどの仮想通貨取引所では、口座開設手数料や口座維持手数料は無料です。アカウントを作成し、保有しているだけなら基本的にコストはかかりません。

ただし、取引所によっては、長期間にわたって取引やログインがない「休眠口座」に対して、口座管理手数料を請求する場合があります。利用する予定のない口座は、解約しておくのが良いでしょう。費用が発生するのは、主に実際に取引を行った際の「取引手数料」や、日本円を出金する際の「出金手数料」、仮想通貨を送金する際の「送金手数料」などです。

複数の取引所で口座を持つことは可能ですか?

はい、複数の仮想通貨取引所で口座を開設し、保有することは全く問題ありません。むしろ、複数の口座を持つことには多くのメリットがあります。

  • リスク分散: 万が一、一つの取引所でハッキングやシステム障害が発生しても、別の取引所に資産を分けておくことで、全資産を失うリスクを低減できます。
  • 目的別の使い分け: 「メインの取引は手数料の安いA社、ステーキングはB社、珍しいアルトコインの購入はC社」というように、各取引所の強みに合わせて使い分けることで、より効率的な取引が可能になります。
  • 機会損失の防止: ある取引所でしか扱っていない銘柄が急騰した場合や、メンテナンスで取引できない場合に、他の取引所を利用して機会を逃さずに済みます。

一方で、複数の口座を持つと資産管理が煩雑になるというデメリットもあります。まずはメインの取引所を一つ決め、必要に応じてサブの口座を開設していくのがおすすめです。

少額からでも始められますか?

はい、仮想通貨取引は少額からでも十分に始められます。多くの取引所が、最小取引単位を非常に低く設定しています。例えば、Coincheckでは500円から、bitFlyerやLINE BITMAXでは1円から仮想通貨を購入することが可能です。

「1ビットコイン=1000万円」と聞くと大金が必要に思えますが、0.0001ビットコインのように小数点以下の単位で購入できるため、実際には数千円、数百円からでもビットコインのオーナーになることができます。

初心者のうちは、いきなり大きな金額を投じるのではなく、まずは失っても構わないと思える少額からスタートし、実際に売買を経験しながら値動きの感覚や市場の雰囲気を掴んでいくことが、成功への着実な一歩となります。